運転中にスマートフォンをカーナビ代わりに使用すること自体は違法ではありませんが、その使用方法によっては道路交通法違反となり、厳しい罰則が科される可能性があります。以下に、スマホカーナビの使用に関する注意点をまとめました。
✅ ホルダーに固定しての使用は基本的に合法
スマートフォンを車内に設置されたホルダーに固定し、ナビアプリの音声案内を利用することは、適切な方法であり、違法ではありません。ただし、ホルダーの設置位置が運転者の視界を妨げる場合は、「安全運転義務違反」となる可能性があります。例えば、フロントガラスやサイドガラスに取り付けて視界を遮ると、違反点数2点、反則金9,000円が科されることがあります 。
❌ 運転中の手持ち操作や画面注視は違法
運転中にスマートフォンを手に持って操作したり、画面を注視する行為は、「ながら運転」として道路交通法で禁止されています。これには、ナビアプリの操作や画面の注視も含まれます。違反した場合、以下の罰則が科される可能性があります
違反点数:3点
反則金:普通車で18,000円
罰則:6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金
さらに、スマートフォン使用中に事故を起こした場合は、違反点数6点(免許停止の対象)および1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性があります 。
⚠️ ホルダーに固定していても操作はNG
スマートフォンをホルダーに固定していても、運転中に操作することは違法です。「固定しているから大丈夫」と油断せず、運転中の操作は避けましょう 。
✅ 安全にスマホカーナビを使用するためのポイント
運転前に目的地を設定:運転を開始する前に、ナビアプリで目的地を設定し、ルートを確認しておきましょう。
音声案内を活用:走行中は画面を注視せず、音声案内に従って運転しましょう。
操作は停車中に:ナビの操作やルート変更が必要な場合は、安全な場所に停車してから行いましょう。
ホルダーの設置位置に注意:視界を妨げない位置にホルダーを設置し、安全運転に支障がないようにしましょう。
運転中のスマートフォンの使用は、事故のリスクを高めるだけでなく、法律違反となる可能性があります。安全運転を心がけ、スマホカーナビを適切に使用しましょう。