「改正道交法(道路交通法)によって自転車の歩道走行がアウト(違反)になり、自転車ユーザーが困惑している。青切符(交通違反切符)や反則金の対象となるかどうかの判断基準には意外なボーダーラインがある」


2024年の道路交通法改正により、自転車の交通ルールが厳格化されました。その中でも特に注目されているのが、「歩道走行の規制強化」です。


主なポイント:

  歩道の走行が原則禁止に近くなる**

  *従来も「車道が危険な場合」など条件付きで歩道走行が許されていましたが、改正後は「より限定的に」「厳格な条件」でしか歩道を走れなくなります。
 **青切符制度の導入**

  軽微な交通違反に対しても、警察官の判断で「青切符(反則切符)」が切られ、反則金の支払いが求められるようになりました。
ボーダーラインの曖昧さが問題に

   たとえば「歩道を徐行していたからOKと思った」場合でも、警察の判断で「違反」とされる可能性があり、ユーザーの間で混乱が生じています。


意外な“ボーダーライン”とは?

* 歩道に「自転車通行可」の標識がない場合、たとえ徐行していても「違反」になる。
* 歩道に自転車通行可の標識があっても、スピードが出ていたり、歩行者と距離を取っていなければ「違反」とされる可能性がある。
* 子どもや高齢者、身体の不自由な人などの例外もあるが、一般成人は原則「車道走行」が求められる。

自転車ユーザーの困惑

* 「危険を避けるために歩道を走っていたのに違反扱いされた」
* 「自転車の走行環境が整っていないのに、罰則だけ強化されるのは不公平」

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